はじめに
TOEICのスコア600点を目指す多くの受験者が、この点数を超えるのは難しいと感じることが多いです。しかし、私の経験から言うと、スタディサプリを主要な学習ツールとして使い、適切な勉強法を持って取り組めば、この壁は乗り越えることが十分可能です。本記事では、私が「スタディサプリ+金のフレーズ」を駆使して、特にTOEICの得点が430点以上から600点に突破するまでの勉強法を解説していきます。
※この記事内の「TOEIC」は「TOEIC Listening & Reading Test」を指します。
対象者
この記事の説明の対象は以下のような方々です。
- ただ点を取りたいだけでなく、論理的に順を追って英語学習をしたい方
- これまでの最高得点が430点以上、しかし600点にはまだ達していない方
- ビジネスシーンでのコミュニケーションをスムーズにこなしたい方
- 就職活動に役立てたい大学生 など…
TOEIC 600点のレベル・難易度
TOEIC 600点は、ビジネスシーンでの日常的なコミュニケーションがスムーズに行えるレベルとされています。このスコアを獲得すると、職場や海外旅行などで実践的な英会話も可能になります。就職活動では、履歴書にスコアを表記すると英語力が認められ、アピールになる可能性があります。しかし、英語を使う職業や国際的な職場環境では、英語力のアピールとしては物足りない状態です。500点を獲得していれば基礎はしっかりと固まっているので、根気強く英語学習を続ければ上達していくでしょう。
達成に必要な勉強時間
私がTOEIC 545点から635点に上げるまでに要した時間は約250時間でした。しかし、これは私の経験に基づいたもので、すべての学習者に当てはまるわけではありません。以下に現在の点数毎の650点達成に必要な勉強時間を示します。
達成に必要な勉強時間
現在の点数 | 推定必要勉強時間 |
---|---|
350点 | 700時間 |
450点 | 450時間 |
550点 | 225時間 |
出典:Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』P.6
数字を見ただけでもそれなりに時間をかける必要があることが分かると思います。
勉強方法
私が行った勉強方法は以下の通りです。
・スタディサプリを使用した勉強:朝・夜30分ずつ
・金のフレーズを使用した英単語暗記:朝・夜10分ずつ
・TOEIC公式問題集のpart4の音声聞き流し:20分
合計1日約1時間40分を勉強時間として充てていました。
スタディサプリの講座をフル活用する
私は毎日一定の時間を設けて、スタディサプリの「TOEIC®︎ L&R TEST対策コース」を受講しました。リスニングもリーディングもスタディサプリのみを使用して勉強していました。パート毎に練習問題と、神授業で有名な関正生先生による動画説明で理解を深めることができます。説明が分かりやすすぎて私は一時期関信者になっていた位でした。それ位説得力のある説明でした。関先生の声は狩野英孝さんの声にとても似ててとても心地よかったです。
私はiPadでスタディサプリのアプリを使用して勉強していましたが、アプリ内で全てが完結できるので簡単に継続することができました。特にディクテーションはキーボード入力ができるので利便性がとても高かったです。
単語帳(金のフレーズ)を駆使する
金のフレーズを朝と夜の時間15分使用して覚えました。単語帳は金のフレーズしか使っておらず、何周したか覚えていないほど読み込みました。その他の単語はスタディサプリのパート別の学習で頻出する単語があるのである程度勝手に覚えることもありました。
part4の音声聞き流し
TOEIC公式問題集のpart4の問題を一通り解いた後、隙間時間や寝る際のラジオとして音声を聞き流してました。
まとめ
TOEIC 600点の壁を乗り越えるためには、スタディサプリと単語帳の組み合わせが非常に効果的です。私の経験から、この2つのツールを最大限に活用することで、600点を達成するのは難しくありません。毎日のコンスタントな努力と自己評価が鍵となります。