このセリフは、ドラマ 『フルハウス(Full House)』でダニーが言った一言です。
一見とてもシンプルですが、文法的に正しいのか?、そして stay for の意味を正しく理解していないと誤解しやすい表現です。
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セリフ全文
Stay for as long as you like.
直訳と意訳
直訳
「あなたが好きなだけの長さの間、滞在しなさい」
意訳(自然な日本語)
「好きなだけいていいよ」
「いくらでもゆっくりしていって」
英語ではとても丁寧で、相手を歓迎する場面でよく使われます。
文法は正しいのか?
結論から言うと、
この文は完全に正しく、ネイティブが日常的に使う自然な英語です。
命令文の形ですが、
- 命令
- 強制
ではなく、許可・好意・配慮を表す命令文です。
文の構造を分解する
Stay
→ 動詞「滞在する」「そのままでいる」
for as long as you like
→ あなたが望むだけの期間
つまり構造は、
Stay + 期間を表す表現
になっています。
as long as の意味
as long as は主に2つの意味があります。
① 期間(時間)
- as long as you like
→ 好きなだけ長く
→ 望む期間ずっと
今回はこちらの意味です。
② 条件(〜である限り)
- You can stay as long as you’re quiet.
(静かにしている限り、いていい)
文脈によって意味が変わります。
stay for ~ の for の役割
ここが学習者にとって最も重要なポイントです。
stay for + 期間
→ 「〜の間、滞在する」
例:
- stay for two days
(2日間滞在する) - stay for a while
(しばらく滞在する)
for は「期間」を示す前置詞です。
なぜ for が必要なのか?
英語では、
- stay + 場所 → 前置詞なし
- stay here
- stay home
- stay + 期間 → for が必要
- stay for a week
- stay for three hours
このルールに従っているため、
Stay as long as you like ではなく
Stay for as long as you like
となっています。
for がないとどうなる?
❌ Stay as long as you like.
→ 意味は通じるが、やや省略的
→ 会話では聞くこともあるが、文法的には for を入れる方が自然
丁寧で整った英語としては
for を入れるのが基本です。
なぜ命令文なのに失礼に聞こえない?
英語では、
- Sit down.
- Come in.
- Stay a while.
のような命令文が、
相手を気遣う表現として使われることがよくあります。
この文も
「帰らなくていい」
「気を使わなくていい」
という意味合いです。
類似表現
- Make yourself at home.
(くつろいでね) - Take your time.
(ゆっくりして) - You’re welcome to stay.
(いてくれて構わないよ)
学習ポイントまとめ
- Stay for ~:〜の間滞在する
- as long as:期間・条件の両方の意味がある
- 命令文=強制とは限らない
- for は「期間」を示す重要な前置詞