このフレーズは海外ドラマ『フルハウス(Full House)』でダニーが言ったセリフです。
Jess, who am I trying to kid?
短い一文ですが、英語特有の自問自答表現が使われており、日本人学習者には少し分かりづらい言い回しです。ポイントは kid の意味と、who am I ~ ? という形が持つニュアンスです。
Contents
直訳と意訳
直訳
「ジェシー、私は誰をからかそうとしているんだ?」
意訳(自然な日本語)
「ジェシー、何をごまかそうとしてるんだろう」
「ジェシー、自分をだましても仕方ないよな」
「正直に言えばさ……」
このセリフは、自分の本音に気づいた瞬間や、言い訳をやめるときによく使われる表現です。
kid の意味と使い方
kid というと、多くの人は
「子ども」
という名詞を思い浮かべますが、ここでは動詞として使われています。
kid(動詞)の意味
- からかう
- 冗談を言う
- ごまかす
- だます(軽い意味)
発音:
/kɪd/(キッド)
例文:
- Are you kidding me?
(冗談でしょ?) - I’m just kidding.
(冗談だよ) - Don’t kid yourself.
(自分をだますな)
このセリフでは、自分自身をだますという意味合いになります。
who am I trying to kid? の構造
この文は疑問文の形ですが、本当の質問ではありません。
構造を分解すると
- who am I ~ ?
→ 「私は誰を~しているんだ?」 - trying to kid
→ 「ごまかそうとしている」
つまり直訳すると
「私は一体誰をだまそうとしているんだ?」
ですが、実際の意味は
👉 「自分をごまかしても無意味だ」
👉 「本音は分かってるだろ」
という自問自答です。
自問自答としての who am I ~ ?
Who am I kidding?
Who are you kidding?
この形は英語で非常によく使われます。
例文:
- I said I was fine, but who was I kidding?
(大丈夫って言ったけど、正直無理だった) - You think he’ll change? Who are you kidding?
(彼が変わると思ってるの?無理でしょ)
いずれも、現実を受け入れる場面で使われます。
ダニーのセリフとしてのニュアンス
ダニーが Jess, と名前を呼んでからこの一言を言うことで、
- 一度言い訳をしようとした
- でも途中で正直になった
- 本音を認めた
という流れが感じられます。
日本語で言えば、
「いや、待てよ……」
「正直に言うとさ」
に近い感覚です。
会話での使いどころ
この表現は、次のような場面で自然に使えます。
- 自分の本音に気づいたとき
- 無理な言い訳をやめるとき
- 現実を受け入れるとき
感情を込めすぎず、淡々と本心を出すのが英語らしいポイントです。
類似表現
- Let’s be honest.
(正直に言おう) - I know the truth.
(本当のことは分かってる) - I’m just fooling myself.
(自分をごまかしてるだけだ) - Don’t kid yourself.
(自分をだますな)