このフレーズは海外ドラマ『フルハウス(Full House)』の中で、ジョーイがジェシーに向かって言ったセリフです。
You ready to pitch that big account today, Jess?
ビジネス英語の要素が詰まった一文で、特に
pitch は他動詞なのか?
account とは何を指しているのか?
この2点が英語学習者にとって重要なポイントになります。
直訳と意訳
直訳
「ジェス、今日あの大きなアカウントを売り込みに行く準備はできてる?」
意訳(自然な日本語)
「ジェス、今日あの大口クライアントへのプレゼン、準備できてる?」
「今日は重要な取引先への売り込みだろ?準備万端?」
カジュアルな言い方ですが、仕事上の大事な局面を指しています。
文の構造を整理する
この文は、口語的に省略された形です。
Are you ready to pitch that big account today, Jess?
会話では主語と be動詞が省略され、
You ready to ~ ?
という形が非常によく使われます。
pitch の意味と品詞
pitch は他動詞?
ここでの pitch は
他動詞として使われています。
pitch(他動詞)の意味
- 売り込む
- 提案する
- プレゼンする
特にビジネスでは、
アイデア・商品・企画を相手に提案する
という意味で使われます。
例
- He pitched his idea to the company.
(彼は会社に自分のアイデアを売り込んだ) - She pitched a new plan to the client.
(彼女はクライアントに新しい企画を提案した)
このように pitch + 目的語 の形を取るため、
完全に他動詞です。
pitch のコアイメージ
もともと pitch は、
- ボールを投げる
- 何かを放り投げる
という意味でした。
そこから比喩的に、
「相手に向かってアイデアを投げる」
→ 売り込む・提案する
という意味に発展しています。
account の意味とは?
account =「口座」ではない
英語学習者が混乱しやすいですが、
この文の account は「銀行口座」ではありません。
ビジネス英語での account の意味
取引先・顧客・クライアント
特に、
- 継続的に取引する相手
- 契約単位の顧客
を指します。
big account のニュアンス
big account
=「大口顧客」
=「重要な取引先」
- 契約金額が大きい
- 会社にとって影響力が大きい
という意味を含みます。
例
- They landed a big account last year.
(去年、大口顧客を獲得した) - Losing that account would be huge.
(その取引先を失うのは大打撃だ)
that が入る理由
that big account の that は、
- 話し手と聞き手がすでに知っている
- 以前から話題に出ている
という前提を示します。
つまり、
「例の重要な取引先」
というニュアンスです。
ready to ~ の使い方
ready to + 動詞
=「〜する準備ができている」
- ready to go
- ready to start
- ready to pitch
非常に会話でよく使われる形です。
文全体のニュアンス
You ready to pitch that big account today, Jess?
この一言には、
- 仕事モード
- 重要な局面への声かけ
- 軽いプレッシャーと応援
が同時に含まれています。
堅すぎず、でも真剣な場面で使われる、
いかにもアメリカの職場らしいフレーズです。
日常・ビジネスでの応用例
- You ready to pitch the idea?
(そのアイデア、売り込む準備できてる?) - He’s pitching a new account today.
(彼は今日、新規顧客へのプレゼンだ) - This is our biggest account.
(これはうちの最大の取引先だ)
覚えておくべきポイント
- pitch は他動詞で「売り込む・提案する」
- ビジネス英語では頻出
- account は取引先・顧客
- big account = 大口顧客
- You ready to ~ は口語の定番表現
You ready to pitch that big account today, Jess?
は、ビジネス英語の感覚を自然に身につけられる、非常に実用的なフレーズです。